オプティカラー粘度コントローラー

　アプリケーション

印刷		従来はグラビヤ、フレキソ印刷が大きなマーケットでしたが、粘度＆温度管理システムはオフセットの枚葉印刷業界で、ニスの光沢仕上げ工程や、ゴールド　ラッカーの粘度温度管理でユーザーに大きな利益をもたらしています。印刷機械メーカーのハイデルベルグ社、MAN・ローランド社またHuber Farben社などが、オプテイカラーを推奨しています。また特殊な例では、UVラッカーの粘度管理に２重タンクで溶液を４０～４５℃に維持しながら行うことなどが行われています。

スクリーン印刷		スクリーン印刷のインクは粘度が高い上にその範囲が広く、周波数変換システムが適しています。品質要求度の高いこの業界には高精度粘度コントローラーが不可欠な要素です。

製本		製本に使われる水性の糊は通常５０～６０℃の温度に保たれ、その粘度範囲は約2000mPas です。　この粘度の適正な管理が製本機械そのものの生産効率に大きく寄与しています。

フラットコーティング		合板の製造や印刷工程では、粘度コントロールが非常に大きなコスト削減の決めてとなっています。　また別の業界、特に集積回路や電子部品製作工程に使われるコーテイング材の粘度管理は品質の向上だけでなく、コスト削減という点で投資効果の大きい業界と言われています。

スプレーペイント		ここ数年塗装業界に普及し始めている、いわゆる”ウエット・イン・ウエット”スプレーシステムは循環させる塗料のボリュームが大きく、またその循環に要する時間が３０分もかかることがあるなど、その環境での適切な粘度コントロールが大きな課題となっています。ここでは溶剤の投入量を調節できる機能を有するマルチVCシステムが大きな成果を収めています。自動車の塗装ラインにも採用され成功を収めています。この業界ではコストの削減よりも品質維持の方が重視されています。　塗料の品質を落とすような汚れが混入することは絶対に許されませんので、全てステンレスにより構成された特別仕様のインラインセンサーを供給しています。

石油化学		大形船舶に供給される燃料油のブレンドや、火力発電所などの燃焼効率を上げるため、正確な粘度の計測によって最適な温度設定を行うシステムのコントロールに供給されています。

化学		インクの製造会社やシリコン・オイルの製造工程でもMRコントロールによる低回転、高トルクの設定が良い結果をもたらしています。またこの業界ではセンサーが防爆構造になっている事も大きな利点です。　ラボでの使用でさえ要求される事があるからです。

食品		ゼラチン、チョコレート、トマトソース、シロップ、など高粘度でしかも高い衛生管理が要求されるこの業界もオプテイカラーのシステムが得意とする分野です。